鉄骨鉄筋コンクリート造は、その名の通り鉄骨と鉄筋・コンクリートを組み合わせた構造で、鉄骨に鉄筋を配筋し、その周りに型枠を組みコンクリートを流しこみます。Steel Reinforced Concreteを略してSRC造とも呼ばれており、地震の多い日本では特に発達した構造と言えます。
メリットは以下となり、 SRC造は高層建築物や大空間に多く採用されます。
- 他の構造より強度が優れているので柱を少なくすることができ大きな空間を作ることができる
- 鉄骨の周りを鉄筋とコンクリートが覆っているため耐火性が高い
- 鉄筋コンクリ―ト造より耐震性が優れている
- 木造や鉄骨造より防音性が優れている※
- 強風など外部からの耐性が強い
デメリットは、以下となります。
- 構造が複雑なため部材が多くなる
- 部材の組み合わせにより柱や梁の寸法が大きくなる
- 施工が複雑になり長期間の工期が必要となる
- 建築コストが割高となる
ちなみにコンクリートは打設後、3時間~12時間の間に大きな地震があった場合、強度に影響がでると言われています。
※防音性を売りにする場合には、壁の厚さは200mm以上ある方が良いとされています。