建築物とは?(木造編)

建築物とは土地に定着する工作物で屋根や柱・壁があるものをいい、また建築材や工法により分類できます。

●木造建築工法

・在来軸組工法→日本古来の工法で柱や梁、筋交いなどで組み上げて作ります。3階建て建築物を建築する際は建築基準法の所定の要件を満たす必要があります。

特徴は、間取りの制限が少なく増改築が行いやすい点です。

・ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)→アメリカで開発された工法で床・壁・天井の面と面で組み合わせて作ります。面は2×4インチの部材で枠組を作りその枠に合板を打ち付けます。建物を箱のように組み立てていきます。

特徴は、建物を面で支えているので地震に強く、気密性・断熱性が高い点です。

●木造建築の基礎

・杭基礎→杭を打ち込んで構造物を支えるもので、通常の基礎では建築物を十分に支えることができない場合に使用されることが多い基礎です。

・ベタ基礎→建築物の底面全体が鉄筋コンクリートになっているもので、床面全体で建築物を支えるので耐震性が高く、地面から湿気やシロアリを防ぎやすい基礎です。

・布基礎→T字を逆さにした形状の鉄筋コンクリートが長く連続して設けられているもので、ベタ基礎に比べコンクリートの使用量が半分くらいになるのでコストを抑えられる基礎です。

独立基礎→それぞれの独立した単独の基礎で、独立フーリング基礎とも呼ばれます。大きな荷重がかかる柱などの下に使用されることが多いです。